仕事で使う目的で立体成型で腰袋(ウエストポーチ)を作成してみました。
前回作成した椅子脚カバーの反省を活かして今回は立体成型の型に力をいれて作成しました。
左を制す者は世界を制す!
リバウンドを制す者はゲームを制す!
型を制す者は立体成型を制す!(笑)
今回のコンセプトは、
・ボールペンなどを3本入れられる。
・電卓を入れるポケットを作る。
・印鑑(シャチハタ)を入れる袋を付ける。
・ベルトに通せる。また、ベルトガイドに引っ掛けられる。
です!
では、立体成型の型から作成していきます。
立体成型
ホームセンターで型になりそうな木材を買ってきてノコギリで作成する寸法に切ります。
素人には、木をまっすぐ切るだけでも一苦労です"(-""-)"
使用する革の厚みが1.8㎜なので、外型は左右手前側3.0㎜ずつ隙間を空けています。
釘で固定するときの衝撃でズレそうだったので枠をL字金具をネジで固定したあと釘を打ち付けました。
立体成型で使用する革を切ります。色々調べてみると革の大きさは、水をつけると革が縮むので完成品の1.5~2.0倍程度必要という記事を見かけましたが、本当にそんなに縮むのか半信半疑だったので、まー見た目1.3倍くらいの革を切り出しました。
革を水を張った洗面台に5分ほど浸し、水気をタオルで拭き取って、木の汁が革に写らないようにラップをかけて型に押し込みます。
重しとしてウーハーを乗せたのですが、しっかり固定されていない感じがしますね…。
不安だったので、大急ぎで近くの100均でC型クランプを2つ買ってきました。作る物の大きさにもよりますが、C型クランプをトータル4つくらいは欲しいですね。あと、押さえつける万力みたいな物があれば作業性がかなり上がりそうです。
この状態で、丸一日おいて取り出します。革の周りの方は乾いていますが、ラップを掛けていた本体部分は半乾きです。完全に乾くまであと一日放置です。
完全に乾いたのを確認して周りを10㎜残して切りそろえます。
割といい感じで立体成型出来ました!
本体製作
立体成型した革に合わせて、型紙を作り土台となる革を切り出します。
土台となる革にベルトガイドに引っ掛けるフックと電卓を入れる袋と取り付けます。
電卓を固定するベルトとベルトに通すベルト?を取り付けます。革が白っぽいんで作業をしていると汚れが目立ちますね…。
ポールペンを入れる側にボールペンがズレるの防止するベルトを取り付けます。
一度取り付けたのですが、縫い跡が目立つので革を一枚張り付けて縫い直しました。
立体成型した革にボタンを取り付けていきます。今回は、ボールペンをすぐ取り出せるようにマグネットボタンを採用しました。
土台となる革にも雄のマグネットボタンを取り付けたのですが、これコンチョをどうやって取り付けるの?ネットとかで調べたのですがやり方がわかりません。足つきのマグネットボタンにコンチョを取り付けるのは無理なのでしょうか。今回は、ネジをアロンアルファで固めました。
菱目打ちで穴を開けて縫い合わせていきます。
コバの長さを揃えて、トコノールを薄く塗布し磨くと完成です。
行き当たりばったりて感じで作成しましたが何とか完成しました。
写真ではわかりにくいですが、糸の色が濃いせいか縫い跡が汚いのが目立ちますね。糸は、茶色一色しかないので、革に合わせて糸が変えられるようにバリエーションを増やしたいですね。
あとは、作成していくと革が白っぽいので汚れが気になりますね…。汚れを取るクリーナーみたいなものを探したいと思います。