平成30年(2018年)8月22日、23日に平成30年度第1回作業環境測定士の試験が開催されました。
私は、第一種作業環境測定士の特定化学物質、金属類、放射性物質を受験しました。
過去5年分くらいの問題に目を通していますが、見たことがない問題もいくつかあり結構難易度が高かったように思えます。
感覚としては、3科目とも合格点の60点ギリギリぐらい出来ではないでしょうか。
全科目合格もあれば、全科目不合格の可能性もあるような…。(笑)
合格発表は、平成30年(2018年)10月4日(木)に安全衛生技術試験協会のHPと同日に郵送されます。
公開の試験問題の解答も見てみたいですが、公開されるのはどれくらいだったかな?
特定化学物質で久しぶりに理論段数の問題が出ていたので解き方を過去問を使って説明したいと思います。
作業環境測定士 特定化学物質 理論段数
問)
カラムAとBを用いて、ある化合物を溶出させたとき、保持時間が同じであった。カラムAの理論段数9000、カラムBの理論段数が4000のピーク幅の比(WB/ WA)の値はいくつか。
解)
まず、この公式を覚えていないとお話になりません。
n=(4t/W)2 (n:理論段数、t:保持時間、W:ピーク幅)
WAの理論段数 9000=(4t/WA)2
WBの理論段数 4000=(4t/WB)2
(WB/ WA)の形に持っていく。
割り算をする前にルートを付けてしまうと関数電卓が使えないので面倒なことになります。
(WB/ WA)2=9/4
(WB/ WA)=3/2=1.5
理論段数の問題は数年出てなかったので油断していましたが、公式を覚えていたのでなんとか解くことができました。
作業環境測定士 アプリで勉強
最新版ではないですが、アプリで作業環境測定士の過去問と解説があるので活用してみてはいかがでしょうか。
ちょっとした時間や電車通勤中にも気軽に学習することができます。
第2種作業環境測定士の問題が1科目720円(アンドロイド版)
第1種作業環境測定士の問題が1科目480円(アンドロイド版)
となっています。